オリジナルパスケース制作|印刷・ダイカット・立体レイヤーの設計ガイド

Gaven Zhou

10月 16, 2026
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異形の外周と重ねた装飾パーツを持つカラフルな印刷PUパスケース3点

画像はAI生成のデザインコンセプトであり、製品実写やXinchaoの承認済み仕様ではありません。PUは合成皮革で、本革ではありません。

オリジナルパスケースを制作するときは、フルカラー印刷、キャラクターやモチーフに沿ったダイカット形状、別パーツを重ねる立体レイヤーを分けて設計すると、見た目と使いやすさを両立しやすくなります。まずカードの収納部分を確保し、その外側や表面に装飾を組み立てることが基本です。

この記事は、日本向けのオリジナルグッズ、ノベルティ、OEM商品を企画する担当者向けの設計ガイドです。掲載イメージはPUレザー(合成皮革)を想定しており、本革ではありません。製品の方向性はXinchaoのレザーカードホルダー紹介をご覧ください。個別の形状や積層構造の製作可否は、図面確認と試作で判断します。

フルカラー印刷・ダイカット・立体レイヤーを分けて考える

参考画像には、異なる加工の役割が一緒に表れていることがあります。イラストを表現するのは印刷、外周のシルエットを変えるのはカット形状、実際の段差を作るのは別パーツの重ね付けです。見積もりや試作では、それぞれを別の仕様として伝えます。

デザインの方向 変える部分 確認する内容
長方形の印刷パスケース 表面の絵柄 発色、細部、位置、カードの出し入れ
ダイカットパスケース モチーフに沿った外形 外周線、突起、縫製位置、収納スペース
立体レイヤー付きパスケース 印刷済みの別パーツを本体に重ねる パーツ形状、重なり、固定方法、完成時の厚み

ここでの「ダイカット」は形状のある製品を指す企画上の表現です。実際の裁断方法や型の要否は、製作側に確認してください。また、パーツを重ねる立体表現は3Dプリントとは異なります。平面に影を印刷しただけのデザインとも区別が必要です。

最初の試作では、印刷柄、外形、立体パーツのうち、どれを主役にするかを決めると確認点が明確になります。重ねる位置が不明なパーツを増やすより、見せたい部分を一つずつ定義する方が、意図を共有しやすくなります。

異形の外周でもカード収納部分は先に確保する

最初に、入れるカードの縦横寸法、厚み、枚数、差し込み方向を確認します。葉、雲、キャラクターなどに沿った外周にする場合も、内部の収納範囲は図面上で明確にしてください。外形が大きくなっても、収納できるカードが増えるとは限りません。

差し込み口、必要な場合の裏面窓、縫製ライン、ストラップの取り付け位置を書き込みます。飛び出した装飾がカードをつまむ指に当たらないか、金具の動きを妨げないかも確認します。細い突起や深い切り込みは、イラストのまま製品にできると決めつけず、材料と構造を含めて相談してください。

正面図と背面図は同じ製品として作成します。正面だけでは、カードの出し入れや窓の位置は判断できません。前後で差し込み口や取り付け位置が食い違う場合は、完成サンプルを依頼する前に修正します。

交通系ICカードや入退室カードを入れたまま使う場合は、完成品と対象カード、実際の読み取り機で別途確認が必要です。外形や印刷の見た目だけで、すべての機器への対応を判断することはできません。

植物柄のコーラル色PUパスケースに鳥の印刷パーツを重ねたイメージ
別裁断の印刷パーツで段差を表現したコンセプトです。承認済みの厚みや固定仕様ではありません。

印刷の陰影と、別パーツによる立体感を区別する

立体レイヤーを作る場合は、土台と上に重ねるパーツに名前を付け、重なる範囲と露出する端を図示します。上のパーツに印刷する絵柄と、土台へ直接印刷する絵柄も分けてください。

例えば、植物柄を印刷した土台の上に、鳥のイラストを印刷した別のPUパーツを重ねる構成が考えられます。土台の植物は平面印刷、鳥の輪郭には実際の段差ができます。鳥の周囲に影を印刷するだけの表現とは、指示する内容が異なります。

固定方法は、材料、形状、用途に合う案を製作側に確認します。完成予想図から固定方法を推測しないでください。試作では側面から段差を確認し、パーツ端、カードの出し入れ、通常の持ち運びへの影響を見ます。固定部の性能試験が必要な案件では、方法と判定条件を先に合意します。

記事内の生成画像はデザインの方向性を示すものです。量産承認済みの厚み、製造図面、固定強度の実測結果を示すものではありません。

印刷データとカット線を整理して入稿する

仕上がりサイズを基準に、印刷絵柄、外周カット線、追加パーツの輪郭、縫製ライン、差し込み口、窓、取り付け穴を区別して提出します。色を付けた完成予想図だけでは、どこを切り、どこを重ねるのかが伝わらないことがあります。

塗り足しと重要な絵柄を置かない範囲は、製作側のテンプレートで確認してください。別の印刷物で使った数値をそのまま流用せず、縫製、上のパーツ、金具で顔や文字が隠れない配置にします。

日本語の文字は実寸で読みやすさを確認します。指定に応じた文字のアウトライン化などを行い、編集可能な元データも保管してください。商品名、漢字、かな、記号は、縮小画像で雰囲気だけを見て承認せず、一文字ずつ確認します。

既存キャラクター、アーティスト、他社ロゴを使う案件では、使用可能な支給データと確認担当者を明確にします。参考画像は構造や表現の説明に使い、その画像内のすべての要素を転載できる根拠とは扱いません。本記事のコンセプト画像は、参考商品のロゴやキャラクターを再現せず、オリジナルのモチーフを使用しています。

PUレザーの印刷は実際の材料で色校正する

PUレザー(合皮)と本革は同じ材料ではありません。見積書やサンプル記録には、材料名、表面のシボ、仕上げを明記します。一方の材料で承認した印刷結果を、別の材料にそのまま適用しないことが重要です。

フルカラー印刷では、選定した印刷方式で生地色をどう扱うか、白色の下地を使う提案かどうかを確認します。試作では淡い色、細い線、ベタ面、カット端付近の位置関係を見ます。画面上のプレビューだけで完全な色一致を約束することはできません。

重ね付けするパーツは、本体に組み付けた状態でも確認します。顔や主要モチーフが切れていないか、重なる順序が伝わるか、全体が一つの絵柄として見えるかを確認してください。印刷した平らな生地見本が良好でも、組み立て後の製品まで承認したことにはなりません。

ミント色の印刷パスケースの正面とカード窓付き背面のイメージ
絵柄とカードの出し入れを前後で確認します。製造用図面ではありません。

OEM見積もりでは柄ごとの条件を分けて伝える

日本向けグッズの企画では、デザイン、試作、納品条件を整理して問い合わせると、比較する範囲が明確になります。

  • 使用目的、対象カード、ポケット構成。
  • PU合皮など、希望する材料の明確な指定。
  • 正面・背面の絵柄、外周線、レイヤーごとの図。
  • 印刷範囲、色見本、校正が必要な日本語表記。
  • ストラップやリールなどの付属品の有無。
  • 合計数だけでなく、柄・色ごとの希望数量。
  • 個包装の内容と、支給するラベルデータ。
  • 納品先と希望日、試作承認までの予定。

必要に応じて、型、試作、印刷、追加パーツ、付属品、包装の費用を区別した見積もりを依頼します。同じ外形で絵柄だけを変える場合も、準備条件が変わらないと決めつけず、各バリエーションの相違点を確認してください。

最小ロット、試作日数、量産納期は実際の案件条件で確認します。本記事は、常時小ロット対応や一定日数での納品を保証するものではありません。

完成サンプルは同じ順序で確認する

まず正面と背面を承認図と照合し、次に印刷と裁断の位置関係、重ねたパーツとその端を確認します。その後、対象カードを入れて取り出しと差し戻しを行い、付属品を含む完成状態を確認します。最後に予定している包装へ入れて、収まりを見ます。

修正点はサンプルの版番号と紐付けて記録します。「絵柄承認」と「構造承認」を分け、未確認の柄や色を残したまま全体を承認済みにしないようにします。色の確認が済んだだけで、収納部、立体パーツ、金具まで承認したと受け取られることを防げます。

初回企画では、構造が未確定な豪華な完成予想図より、何を承認したかが明確な試作品が役立ちます。印刷の魅力を残しながら、実際に作れて使えるパスケースへ落とし込むことが設計確認の目的です。

よくある質問

オリジナルパスケースは異形にできますか?

異形の外周は企画できますが、カード収納部、縫製ライン、取り付け位置、細い突起を一緒に確認する必要があります。裁断方法と製作可否を製作側に確認してから形状を承認してください。

立体レイヤー付きパスケースは3Dプリントですか?

いいえ。別々に裁断した材料パーツを土台の上に組み付ける構造です。平面に影を印刷して奥行きを表現するデザインとも異なります。

PUレザーは本革と同じですか?

いいえ。PUレザーは合成皮革です。問い合わせと試作記録に実際の材料を明記し、PUと本革を変更する際は、変更内容を確認せずに承認を引き継がないでください。

印刷とダイカットを組み合わせる場合、何を入稿しますか?

正面・背面の絵柄、外周カット線、追加パーツの輪郭、差し込み口、縫製ライン、取り付け位置を提出します。最終データを作る前に、製作側のテンプレート、塗り足し、安全範囲を確認してください。

複数の絵柄を発注する前に何を確認しますか?

柄ごとの数量、共通部分と変更する外形、レイヤー構造、印刷範囲、付属品、包装、承認条件を確認します。各バリエーションに必要な試作、型、準備作業の違いを製作側に確認してください。

デザインの相談は、絵柄、希望する外形、レイヤーのスケッチ、柄ごとの数量を添えて、Xinchaoへお問い合わせください。

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