画像はAI生成のデザインコンセプトであり、製品実写やXinchaoの承認済み仕様ではありません。PUは合成皮革で、本革ではありません。
パスケースの両面印刷では、表のイラストをそのまま裏へコピーする前に、表面・ポケット面・天地・完成後に見える範囲を決めます。平面のデータでは成立していても、縫い目やポケットの口、差し込んだカードで大切な絵柄が隠れる場合があるためです。最終確認はカードを入れた完成サンプルで行います。
日本向けのオリジナルグッズなら、表面はメインイラスト、裏面は関連する総柄や小さなブランド表記など、それぞれに役割を持たせると検討しやすくなります。ここでは印刷方式全般ではなく、表裏の絵柄と収納構造をどう組み合わせて承認するかを整理します。
「両面印刷」に含める部位を決める
最初に、メインの絵柄がある面をA面、裏側をB面として、各ポケットの部材にも名前を付けます。透明窓、吊り下げ用のタブ、別付けの装飾パーツがある場合は、それぞれを区別してください。「両面」と記載されているだけでは、内側や裁断端、付属パーツまで印刷されるとは限りません。
日本の印刷サービスでは、グラフィックがPU製ICカードケースの両面印刷と専用テンプレートの使用を案内しています。これは両面印刷という商品仕様の例であり、すべてのパスケースに共通する条件ではありません。発注する構造に合ったテンプレートを製造先から取り寄せます。
印刷面数、独立したポケット数、収納したいカード枚数も別々に指定します。1つのポケットでも外側の表裏に絵柄を配置できます。「両面印刷=2ポケット」ではなく、2ポケットだからどの厚みのカードでも所定枚数を入れられるという意味でもありません。
表面と裏面にそれぞれ役割を持たせる
A面にはオリジナルの鳥や風景など、主役となる絵柄を置きます。B面は小さな関連モチーフ、総柄、見える位置に収めたブランド表記などを候補にします。配色を共通にすれば、同じ大きなイラストを繰り返さなくても一体感を検討できます。
外形が左右非対称なら、裏から見た輪郭も必要です。正面から見て左にある葉形の突起は、裏返して見ると右に現れます。ただし、文字やイラスト全体を自動的に鏡像へ変換するという意味ではありません。完成品を各面から見た状態を、見る方向とともに確認してください。
天地も明示します。画面上で2つの絵柄が同じ向きでも、吊り下げ位置やカードの差込口と整合しているとは限りません。校正資料には上方向と取り付け位置を示し、その指示が印刷データに混入しないように分けます。日本語表記は実寸で読みやすさを確認し、生成画像の文字を校了データとして扱わないでください。

ポケットごとの「見える印刷範囲」を確認する
インクを載せられる範囲と、縫製後に見える範囲は分けて考えます。手前のポケット部材が奥の部材を覆い、差し込んだカードによって見え方が変わることもあります。空の状態と、想定するカードを入れた状態の両方を確認します。
| 部位 | 絵柄を決める視点 | サンプルでの確認 |
|---|---|---|
| 正面のメイン部材 | 指定された安全範囲内に主役を配置 | 縫い目や金具が重要な部分にかからないか |
| 裏側のポケット部材 | その部材だけで成立する柄を検討 | 差込口や指抜きが必要な表記を切らないか |
| ポケット上の露出部分 | 完成後も見える内容だけを配置 | カードを入れても必要な文字が隠れないか |
| 窓の周囲 | 開口部と透明部材を分けて指定 | 見せたい内容を印刷が覆わないか |
| 異形の突出部 | 独自の輪郭と天地を示す | 裏側の見え方と取り付けが適切か |
裏面が2ポケットの場合、開口部をまたぐ1枚の絵が完全につながるとは想定しないでください。その表現を選ぶ前に、部材の重なりや組み立て時の位置合わせについて製造先へ確認します。少しのずれで印象が崩れる連続柄ではなく、各部材で完結する柄に分ける方法もあります。
用途に応じて3〜5個の独立したポケットを検討する場合も、各部材の露出範囲を個別に確認します。ポケット配置のガイドでは、収納部の数、収納枚数、表示面の違いを整理しています。収納を増やすことと、絵柄を広く見せられることは同じではありません。
一律の余白ではなく専用テンプレートを使う
選んだ素材、外形、ポケット構成、取り付け方法に対応する最新版の図面を依頼します。裁断線、縫い目、差込口、穴、印刷可能範囲、安全範囲を確認してください。部材ごとにデータを作るのか、別の工程を前提とするのかも確認し、商品写真だけで製造手順を判断しません。
裁断線などの指示と印刷する絵柄は、製造先の指定に従って分けます。塗り足し、形式、カラーモード、文字の扱いも確認が必要です。別製品の余白寸法や色設定をそのまま転用しないでください。白版が必要か、そのデータをどう準備するかも素材と印刷工程に合わせて確認します。
製造用ファイルに加え、A面とB面の組み合わせが分かる校正資料を用意します。共通のデザイン番号と改訂番号で管理すれば、新しい表面と古い裏面を組み合わせる取り違えを防ぐ確認ができます。外形やポケットを変更したときは、片面だけの変更に見えても両方を見直します。

異形と立体レイヤーを両側から見る
実用的なカード収納部を確保したうえで、外側の輪郭を絵柄に合わせて変える案があります。別の薄いPU部材に印刷した葉などを重ねれば、物理的な段差も検討できます。印刷による影だけで説明せず、別部材として取り付け方と裏側の見え方を指定します。
装飾は正面、裏面、側面から確認します。表では魅力的でも、ケースが裏返ると装飾の裏側が気になることがあります。差込口を妨げないことや、実際の取り付け方法をサンプルで確認してください。画像で固定されて見えるだけでは、取り付け強度の根拠にはなりません。
PUは合成皮革で、本革ではありません。また、薄い部材を重ねる構造は、成形フィギュアや3Dプリントとは異なります。詳しい選択肢は印刷・異形・立体レイヤーのガイドも参考にしてください。本記事の画像は構想の説明用で、量産公差や製品性能の証明ではありません。
表裏を一組として試作承認する
完成サンプルでは、正しい表裏が組み合わされているか、天地が意図どおりか、重要な情報が見えるか、装飾がカードの出し入れを妨げないかを確認します。空のケースだけでなく、予定するカードの組み合わせでもチェックしてください。
両面の色は合意した同じ条件で見比べます。同じ絵柄でも下地の色や表面の質感が違えば印象が変わるため、画面表示を現物の色基準とはしません。承認した素材、図稿の改訂番号、サンプルの識別情報を記録します。摩擦や色移りなどを条件とする場合は、試験方法と判定基準を別途合意し、両面印刷だから耐久性が保証されるとは説明しません。
複数柄を制作する場合は、デザイン番号、表面の版、裏面の版、素材、数量を一覧にします。裏面を共通にするのか、各柄に別の裏面を付けるのかも明示してください。「表・最終」「裏・新」といったファイル名だけに頼らない管理が役立ちます。
面ごとに整理して見積もりを依頼する
用途、素材、実際のカード寸法、独立ポケット数、希望する収納枚数、表裏の絵柄、外形、別付け装飾、金具、包装、柄別数量をまとめます。印刷対象に含まれる部位と、試作で確認が必要な箇所を製造先に明示してもらいます。
Xinchaoのレザーカードホルダーページから、素材・印刷・形状について相談できます。希望する両面レイアウトは案件ごとに確認する仕様であり、標準在庫品や確定納期の根拠ではありません。
よくある質問
両面印刷なら2ポケットという意味ですか?
いいえ。印刷面数、独立ポケット数、収納枚数は別の仕様です。依頼時にそれぞれを記載し、予定するカードの組み合わせでサンプルを確認してください。
表と裏で違うイラストを使えますか?
別々のレイアウトとして提案できます。選んだ構造の印刷範囲と製造条件を確認し、表裏の図稿を改訂番号付きの一組として承認します。
裏面のデータは反転させますか?
デザイン全体を自動的に鏡像へ変換しないでください。専用テンプレートで裏から見た輪郭と天地を確認し、完成品を見たときに文字が読める向きにします。
複数のポケットをまたいで絵柄をつなげられますか?
個別の確認が必要です。差込口、部材の重なり、組み立て時の位置合わせで絵柄が途切れるため、平面のイメージだけで決めず、対応可否と完成サンプルを確認します。
両面印刷の見積もりには全表面が含まれますか?
必ずしも含まれません。正面、裏のポケット、タブ、装飾部材、内側、端部を区別し、どの範囲が含まれるかを製造先に明記してもらってください。
デザインの相談は、ポケット配置と表裏のレイアウトをXinchaoへ送付してください。絵柄と構造を一緒に確認できます。